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Xperia Ear の発売から1年半
Xperia Earは気軽に音楽を聴けたり、通勤時のリスニングに活用したり、今日の天気や着信履歴を教えてくれたり、ハンズフリーで通話ができたり、僕にとって大変身近で便利な存在だ。
そんなXperia Earの発売から1年半、後継機であるXperia Ear Duoの登場が発表された。
また、JAL機内での活用も始まるようだ。
国内初、機内でヘッドセット型スマートデバイスの実証実験をスタート
今回は、2018年4月21日のXperia Ear Duoの発売を前にして初代Xperia Earユーザーである僕が思うところを書いていこうと思う。
Xperia Ear Duo(XEA20)のスペック
初代Xperia Earと比較したスペック
まず気になるのは、新作のXperia Ear Duo(XEA20)の性能が初代機と比べてどれほど違うのかということだ。
表にまとめたのでご覧頂きたい。
より優れていると個人的に思う部分に太字・緑網掛けをしている。
Xperia Ear(XEA10) | Xperia Ear Duo(XEA20) | |
ソニーストア価格 | 19,800円 | 29,800円 |
本体カラー | 1色(グラファイトブラック) | 2色(ブラック、ゴールド) |
本体質量 | 約 6.6g ×1個 | 約10.6g ×2個 |
ケース質量 | 約39g | 約76g |
充電方式 | USB充電(Micro USB) | USB充電(Type-C) |
急速充電 | なし | あり(約7分充電で約1時間再生) |
電池容量 | 65mAh(本体) 300mAh (充電ケース) | 56mAh(本体) 740mAh(充電ケース) |
本体充電時間 | 約80分 | 約90分 |
充電ケース充電時間 | 約90分 | 約150分 |
電池持続時間(待受時間) | 約80時間 | 最大22時間 |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 約4時間 | 最大4時間 |
電池持続時間(連続通話時間) | 約4時間 | 最大2.5時間 |
通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver.4.1 | Bluetooth標準規格 Ver.4.2 |
防滴機能 | IPX2相当 | IPX2相当 |
対応機器 | Android version 4.4 以上 iOS 記載なし | Android version 5.0 以上 iOS version 10 以上 |
NFC | 搭載 | 非搭載 ※Bluetoothペアリング設定には 自動ペアリング機能を使用(Androidのみ) |
マルチデバイス接続 | 2台 | 8台 |
センサー | 近接センサー 加速度センサー ジャイロセンサー | 近接センサー 加速度センサー ジャイロセンサー コンパス 気圧センサー |
タッチパッド | なし | あり |
本体音量調整機能 | なし | あり |
ボイスアシスタント | Assistant | Android: Assistant for Xperia / Clova / Google™ iOS: Siri |
アプリ | Xperia Ear アプリ | Xperia Ear Duoアプリ |
Xperia Ear Duo(XEA20)になったことによる特徴の違いとしては、以下が挙げられる。
- 本体がふたつに分かれていて両耳に装着するタイプであり、それゆえに値段が高価になっている
- 充電ケースの充電時間が長くなっているが、それはケースの電池容量が大きくなっているからである
- 待ち受け時間が大幅に短くなっている
- マルチデバイス接続が最大8台までとなり、多人数での連携が可能になった
- センサーやタッチパッド、音量調節などハード面での進化がある
- 自動ペアリングやボイスアシスタントといったソフト面でAndroidとiOSで利用できる機能に差がある
Android / iOSでの機能差分
Duoでは Android と iOS の機能に差がありますよ、というのを明確に示している。
以下の表を見てほしい。
機能 | Android | iOS |
アプリケーション | Android version 5.0 以上 | iOS version 10 以上 * iPad は非対応 |
ボイスコマンド | Assistant for Xperia Clova Google™ | Siri |
Clear Phase™ | ● | ● |
アダプティブボリュームコントロール | ● | ● |
タッチ操作 | ● | ●※アプリでのカスタマイズ不可 |
ヘッドジェスチャー操作 | ● | 以下機能のみ対応 – 着信への応答/拒否 – 音楽の次/前のトラックへスキップ |
デイリーアシスト | ● | × |
通知の読み上げ | ● | × |
Anytime Talk | ● | × |
初代でもそうだったかもしれないが、iOSユーザーにはXperia Ear Duoは利用できない機能があることに留意して購入を検討するとよいだろう。
Xperia Earは(XEA10は)完全な旧式となってしまうのか
初代Xperia Earでのソフトウェアアップデートの不足感
初代Xperia Earは、ハード面で言うと方耳装着など自分に合っていたと思うし便利で好きだ。
一方でまだまだソフトウェア面で要改善点は多い。
これまでのソフトウェアのアップデートの回数は2回である。
(参考) 【Xperia Ear】バージョンアップ情報まとめ(2017/02/23)
(参考) 【Xperia Ear】バージョンアップ情報まとめ(2017/07/26)
最後の更新は発売から8ヵ月後の2017年7月。
更新の数を重ねるのであればまだよかったのだが、2回は少ない。
ヘッドジェスチャーの追加など便利になったアップデートももちろんある。
しかしながらいくつかの更新内容は、正直言って後継機であるXperia Ear Duoへステップするための踏み台感が否めない。
もう半年以上もアップデートが無いので初代Xperia Earの機能改善は期待はできないだろう。
待ち望んでいたLINEの送信はClovaが搭載されないであろう初代Xperia Earには叶わない夢となってしまった。
(参考) 【Xperia Ear】使用感レビュー&今後期待する機能についてまとめました!
とは言えXperia Earに関わる開発は終わっているのではないかという気持ちは薄々あったのだが。
—[追記ここから]—
この記事を書いて一晩明けて思うことが変わった。
初代Xperia Earではソフトを進化させるにはもはや限界があって、ハード側を変える必要があった。
つまりアップデート数が少ないのは既に”完成”されていたからだとも捉えられる。
完全独立型の耳の穴を封じないDuoは職業的や身体特徴的、生活様式によっては待ち望んだものであるのだ。
—[追記ここまで]—
しかしながら初代Xperia Earの更新が止まるとなると、(僕は買っていないけれども)アスナや恵のボイスパックを購入した人は少し残念な気持ちがするかもしれない。
アシスタントの仕組み自体が変わっているかもしれないが、引継ぎなどの配慮があったらすばらしいと思う。
初代Earはもうダメなのか?
さて、後継機の発売により初代Xperia Earが僕にとって完全な旧式となってしまうのか。
僕はそうは思わない。
はじめこそDuoに買い換えようかと考えた。
たしかに、Duoはハード面での進化がある。
LINEのメッセージ送信のやり取りもClovaのおかげでできるようなる(Android機だけ)。
初代Xperia Earにはないタッチパッドも音量調整機能も付く。
ただ、「これだ!」とDuoに替えることによるメリットがあまり感じられず、初代を持っている僕が29,800円を出してまで買い替えが必要なのかというとNOだと思う。
Duoの評価は今後も地味に追っていく。
そして僕はこれからも初代Xperia Earを使い続ける。
おわりに
Xperia Ear Duo(XEA20)のスペック紹介と初代との比較をした。
それを受けて、僕の購入可否について意思決定もした。
これを読んでいる皆さんは初代Xperia Earを持っているだろうか。
持っていて後継機の購入を悩んでいるだろうか。
持っていない人は今回の記事を読んでDuoを買おうと思っただろうか。
コメント欄に書いたりこの記事をTwitterで共有して意見を聞かせてくれるとありがたい。
それでは、また。
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参考 URL
プレスリリース(XEA10)SONY
プレスリリース(XEA20)SONY
Xperia Ear XEA10SONY
Xperia Ear Duo XEA20SONY
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