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【ドイツ語】理由を意味する表現の使い分け

これを読むとできるようになること
ドイツ語で理由を意味する表現ができる weil / da / denn / nämlich /deshalb / deswegen の使い分けができるようになる!
会話してみよう
「~だ。なぜなら…だからだ。」と言ってみる。
「~なので…だ。」と言ってみる。
「~だ。というのも…だからだ。」と言ってみる。
「~だ。それゆえに…だ。」と言ってみる。
「~だ。したがって…だ。」と言ってみる。

ドイツ語であっても会話の中でよく出てくるのは、物事や行動の理由を説明する言葉だ。

その人のことを知りたい、なぜその行動を取ったのだろうと「なぜ?なぜ?」が溢れ出てくるのは人間のサガ。

理由にこそ、その人の人間性が表れるものだからである。

また、状況を理解するときには「どうしてそうなったのか」という理由付けが必要だ。

成功したとき失敗したときの分析や理解不能な現象も、理由付けをすることで納得して頭に落とし込み記憶し次に活かすことができる。

我々はそうした好奇心で成長してきたのである。

 

となると、言語を習得するうえで不可欠なのは「なぜなら、だから、というのも」といった理由を表わす語彙とその用法であることは間違いない。

今回はこれについてまとめていく。

理由・原因と結果の分類

物事が起きるとき、理由(原因)と結果がある。

とても眠い」、「夜更かしした」というふたつの要素を並べてみよう。

これらをつなぐ言葉を使って文章つくるとき、どのような文が思い浮かぶだろう。

  1. とても眠い なぜなら 夜更かしした からだ
  2. 夜更かしした それゆえに とても眠い

両者の違いがわかるだろうか。

1の文はとても眠い理由・原因にフォーカスしており、2の文は夜更かししたことによる結果にフォーカスしている。

つまり発生した物事を説明するには理由・原因と結果のふたつのアプローチがあるということである。

まずはこの表を見てほしい。

理由 or 結果接続詞?(並列 or 従属)特筆点
weil理由YES(従属)Warum ~ ?に対応
da理由YES(従属)
denn理由YES(並列)
nämlich理由NO文の途中に挿入
deshalb / deswegen結果NO文頭と文中に挿入可

以下では、理由・原因からのアプローチとして weil / da / denn / nämlich を、結果からのアプローチとして deshalb / deswegen を記載する。

【原因・理由】代表格 weil

理由を言うときによく使うのがこの weil だ。

特に、理由(原因)と結果のうち、理由(原因)に力点を置く際は weil を用いる。ここポイント。

したがって Warum ~ ? と尋ねられた場合は必ず Weil ~ . で答える

また、weil は理由・原因を表わす副文を導く従属の接続詞で、定動詞は副文の末尾にくることに留意しよう。

Peter kann heute nicht kommen, weil er Fieber hat.
ペーターは今日来られない、なぜなら彼は熱があるから。

Weil Peter Fieber hat, kann er heute nicht kommen.
ペーターは熱があるので、彼は今日来られない。

Warum hast du gestohlen? – Weil ich kein Geld hatte.
「なぜ盗みを働いたのだ」「金がなかったからだ」

上記1文目と2文目は同じことを言っている。

しかし2文目では weil による副文が先行するので、全体の文構成として見ると次に来るのは定動詞第二位の kann である。

【原因・理由】周知・既知の理由付け da

理由・原因を表わす副文を導く従属の接続詞に、もうひとつ da がある。

weil が強い「なぜ?」への理由付けであったのに対し、da は周知・既知の理由などあまり強調する必要がない場合に用いる。

Es ist kurz vor Mittag, und da heute Samstag ist, mache ich Schluss.
間もなく正午である、今日は土曜日なので、仕事を切り上げる。

Da es regnet, bleiben wir zu Hause.
雨が降っているので、私たちは家に居る。

Da er nicht zu Hause war, ging sie frühzeitig weg.
彼が留守だったので、彼女は早々に帰っていった。

【原因・理由】追加的に言い添える denn

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denn も「というのも」と理由を言うときに使える言葉だが、weil や da とは異なる点がある。

まず、denn は主文と主文を結びつける並列の接続詞であること。

つまり denn に続く文も主文になるため、定動詞第二位となる。

また、前文との密接さは低まり、追加的に言い添える用法となっており理由と結果にはそれほど強い関連性を持たせていない

Ich gehe jetzt nach Hause, denn mein Kind ist krank.
今からうちへ帰る、というのも子どもが病気であるから。

Sie wollte nicht zum Ball gehen, denn sie hatte keinen Partner.
彼女はダンスパーティーに行きたくなかった、というのもパートナーがいなかったから。

Ich konnte die Aufgabe nicht lösen, denn sie war sehr schwierig.
私はその問題を解けなかった、というのもそれはとても難しかったから。

【原因・理由】文の途中に使う nämlich

nämlich は副詞として理由・原因の文に添えられる。

ただし、nämlich を理由・原因の用法で使う場合は文の先頭ではなく途中に挿入する

Barbara versteht ihn nicht. Sie kann nämlich wenig English.
バーバラは彼の言うことがわからない。というのも彼女は英語がほとんどできないからだ。

“Ich komme später, ich habe nämlich noch etwas zu erledigen.”
あとで伺います、というのもこれからまだすることがありますので。

Ich konnte die Aufgabe nicht lösen. Sie war nämlich sehr schwierig.
私はその問題を解けなかった、というのもそれはとても難しかったから。

【結果】結果に重点を置く deshalb / deswegen

最後に、結果からのアプローチ deshalb / deswegen

このふたつは「それゆえに,それだから」という副詞で意味と用法は同じだと考えてよい。

文頭と文中のどちらでも挿入が可能だ。

また、weil で導かれる副文に先行して用いることもある。

Er ist erkältet, deshalb kann er nicht kommen.
彼は風邪を引いている、それゆえに来ることができない。

Das Wetter ist schlecht, deswegen bleiben wir zu Hause.
天気が悪い、だから私たちは家に居る。

Er hat die Jacke deshalb mit genommen, weil es abends kühl wird.
夕方になると冷えるので、彼はジャケットを持っていった。

Wir empfinden die plötzliche Wärme deswegen so angenehm, weil es gestern noch so kühl war.
昨日はまだ寒かったので、私たちは突然の暖かさに心地よさを感じている。

おわりに

理由 or 結果接続詞?(並列 or 従属)特筆点
weil理由YES(従属)Warum ~ ?に対応
da理由YES(従属)
denn理由YES(並列)
nämlich理由NO文の途中に挿入
deshalb / deswegen結果NO文頭と文中に挿入可

以上、理由・原因からのアプローチとして weil / da / denn / nämlich を、結果からのアプローチとして deshalb / deswegen をまとめ、その用法を記した。

並列の接続詞、従属の接続詞、副詞とそれぞれ使い方が異なるのでわからなくなったらまた見に来てほしい。

 

それでは。

▼参考文献

クラウン独和辞典 三省堂 第3版

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