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【ネタバレ有】ER IST WIEDER DA を日本人としてどう観るべきか

この記事の概要
劇場版『ER IST WIEDER DA』を観てきたよ、というお話です。

Er ist heute zurückgekommen! 彼が現代に甦った!

Guten Tag (-c-)ノシ
こんにちは、enic(@enic_alpha)です。
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つい先日、近所の映画館で劇場版『ER IST WIEDER DA』を鑑賞してきました。

この映画は、2012年にドイツで発売された同名小説を基にして作成された映画で、現地では相当な話題になったみたいです。

ボクはこの映画のことを知るまで、原作小説のことは知りませんでした。

ドイツ映画ってなかなか日本で上映されないので小さな映画館でしかやっていないんですよね。

ボクが行った映画館は100人くらいは入ることができる規模の劇場でしたが、席はほとんど埋まっていました。

そこの人たちはボクと同じようにドイツ好きなのか、はたまた生粋の映画っ子だったのかはわからないけど日本でも結構な人気があるようです。

参考

帰ってきたヒトラーGAGA

bevor Sie einen Film anschauen 鑑賞の前に…

さて、ボクはこの映画を観る前に自宅(Hulu)でとある別の映画を観ていました。

それが、『ヒトラー ~最期の12日間~』です。

上で紹介した『ER IST WIEDER DA』の公式サイトでも、本編をさらに楽しむためにオススメしています。
確かに、観ておいた方が楽しめますよ^^b

ドイツのことをあまり知らない人もヒトラーが怒鳴っているシーンはみたことあるんじゃないですかね。

ヒトラー
ちきしょーめ!

 

ボクはこの映画を事前に2回観ました。なんとなく、もう一度観たいという気持ちで。

戦争の虚しさ、人間のむごさ、人間の命とは何なのか… 考えずにはいられません。

あの地下壕で暮らす人たちは一体どんなことを考え生きていたのでしょう。

負けが決まった状況で、酒を飲み、踊り、自害の仕方を考える…

実際に戦争に出て死んでいく兵士たちのこと、無残に殺害された人たちのことを想うと
なんと現実逃避をしていることか、また、それができる状況にあるのかとやりきれない気持ちになります。

かなりヒトラー寄りの作品です。
それはそれでひとつの話として、実際に起こったことも私たちは知るべきでしょう。

二度の世界大戦におけるドイツ、そして、日本との関わりについて勉強し直したいと思いました。

あと、秘書のユンゲ役の人がカワイイ。

 

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die Synopse あらすじ

さて、この記事は『ER IST WIEDER DA』を紹介する記事でしたね!
あらすじを簡単に…

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あの日、自殺したヒトラーはガソリンと炎に包まれて燃えたはずが…なんと目覚めたら2014年の世界!

部下たちがいない現在をさまよう彼は、TVディレクターのザヴァツキと出会います。

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そして、なんだかんだでそっくりさんとしてテレビに出演することに。

見事な演説を披露し見る人を魅了していく彼は、果たして現代ドイツをどう変えてしまうのか!

アドルフ・ヒトラーが現代に甦り、人々の心をつかんでいくストーリーです。

キャストが素晴らしい。

die Impressionen 感想とか

この映画ではふたつの世界観があります。

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メインは、”モノマネ芸人”ヒトラーが現代の叡智を利用して大衆の心を魅了していくフィクション。

物語中ずっとモノマネ芸人と誤解されているわけなんですが、本人は至って本気。だって本人なんだもん。

ありえないご本人登場で周囲の人は面白がって見ているんですよ。

料理番組ばかりを映す現代のつまらんテレビや、先端を行くインターネットの力を借りて彼の情報や批判が嵐のように広がっていきます。

芸人で結構、むしろその方がより影響力のある波紋を生み、人々の中に根付いていくのです。

 

<悪>として扱われるヒトラーに人間性を描写し魅力的に見せてしまうのは、果たしてよいことなのでしょうか。

しかし、たしかに私達の中には「彼が生きている」と訴える映画でした。

それは、人々が「ヒトラー」というモンスターを生み出した事実を語っているのですね。

Sehen Sie mich! Sehen Sie mich! Das Monstrum in meinem Selbst ist So gross geworden!

漫画『MONSTER』より引用

 

そしてボクはこの映画で ”沈黙” の強さを改めて理解しました。

待たせる人、走らない人、沈黙する人には勝つことができないんです。
あと、途中ゼンゼンブリンクによる『ヒトラー ~最期の12日間~』のオマージュがあるんですが、それが最高にウケました。

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所々に挿入されるサブはちょっぴりメタ的な要素で、オリヴァー・マスッチ扮するヒトラーがリアルにドイツの各所を巡り現代のドイツについて人々に尋ねてまわるドキュメンタリー。

このパートはとても興味深かったです。

当然、リアルにヒトラーがいるわけがないので何かの撮影かなにかということは知ってのことですが、ドイツの人々それぞれの彼に対する反応がもう様々でした。

 

セルフィーしたり抱きついたりする若者、年上の人は冷静にかつ熱く今のドイツをどう思うかという彼からの質問に応えていました。

ネタだと笑う人(大笑いではなくマジかよこいつみたいな笑い)から、F*** YOU な感じの人、真剣にやめろと言ってくる人まで

それぞれのリアクションが本当にリアリティがあってそのどれもが当然の反応です。

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人々は自らの国について考え、何かが変わらなくてはいけないと思っています。

その「何か」が過去の過ちを繰り返さない「何か」であることを願うばかりです。

in Japan 日本という国で

私たち日本人はこの映画から何が考察できるのでしょうか。

 

当然、ドイツの歴史について再び学ぶきっかけになる作品です。

しかし本当に考えるべきは、日本人が日本の将来をどう考えていて自分たちの手でどう舵を取っていくか。そこにあるのではないかと思います。

 

日本が抱える労働、政治、教育、食、格差、資源、環境、近隣国などの問題は一体誰が解決するのか。「自分で」考えて判断できる国民に少しでも近づけたらいいですよね。

強烈に引っ張ってくれる「リーダー」に頼りきることの恐ろしさを再認識できる映画です。

終わりに

ということで、劇場版『ER IST WIEDER DA』の感想でした。
ここまで読んでくれてどうもありがとう!

それでは、また会いましょう(*^_^*)ノシ

 

Auf Wiedersehen!!

=*=*=*=*=*=*=*=*

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