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【ドイツ語】ドイツ人家族5世代の歴史の話・後編

この記事の概要
ふだん教科書として使っている『Themen aktuell 2』から学習したことをまとめていく。

前回に続き、ドイツ人家族5世代の話・前編と題して曾々祖母、曾祖母、祖母、母、子の5世代に渡ってそれぞれがどのような人生を送ってきたのかを紹介する。

まずは本文からドイツ語を引用する。注目すべき文法箇所には下線を引いた。

そしてその後に、僕がざっくり日本語に訳して本文下線部を解説している。

関連記事も併せて確認してほしい。

それでは見ていこう。

Fünf Generationen auf dem Sofa

前回のあらすじ

60~80年前を見ると、平均寿命の短さ、戦争、世間の風潮や家の決まりによって結婚が早かった。

曾々祖母 Maria は30歳には既に6人も子どもがおり、出産に関して今とは大きく異なることがわかる。

曾祖母 Adele は親に厳しくしつけられた。その反動か、彼女は自分の子供のことは自由に育てようと決心する。

Das Wort der Eltern war Gesetz.

後編はじめは祖母 Ingeborg の話。

本文

Ingeborg hatte ein wärmeres und freundlicheres Elternhaus als ihre Mutter Adele. Sie fühlte sich bei ihren Eltern immer sehr sicher. Aber trotzdem, auch für sie war das Wort der Eltern Gesetz. Wenn zum Beispiel Besuch im Haus war, dann mussten die Kinder gewöhnlich in ihrem Zimmer bleiben und ganz ruhig sein. Am Tisch durften sie nur dann sprechen, wenn man sie etwas fragte. Die Eltern haben Ingeborg immer den Weg gezeigt. Selbst hat sie nie Wünsche gehabt. Auch in ihrer Ehe war das so. Heute kritisiert sie das. Deshalb versucht sie jetzt mit 50 Jahren, selbstständiger zu sein und mehr an sich selbst zu denken. Aber weil Ingeborg das früher nicht gelernt hat, ist das für sie natürlich nicht leicht.

ざっくり訳

【両親の言葉は法律】
Ingeborg は彼女の母 Adele よりも温かく雰囲気のよい家庭に育った。彼女は両親のもとでいつも大きな安心を感じた。しかしながら、彼女にとって両親の言葉は法律でもあった。例えば家に客があったとき、子どもたちは部屋に閉じこもってずっと静かにしていなければならなかった。机では誰かが質問をしてきたときにしか話してはならなかった。両親は Ingeborg にいつも行く道を示した。彼女は自身の願望を一度も持たなかった。彼女の結婚に関してもそうであった。今では彼女はそれを非難している。それゆえ、彼女は50歳の今、より自立した人間になることや自身の事をことをもっと考えることを試みている。しかし、Ingeborg は若い頃に学んでこなかったので、それは当然彼女にとって簡単なことではない。

解説

Sie fühlte sich bei ihren Eltern immer sehr sicher.

fühlen は再帰代名詞を取って「(自身を)~のように感じる(思う)」となる。

 

~, selbstständiger zu sein und mehr an sich selbst zu denken.

zu 不定詞。カンマの後に続いて「~すること」という不定詞句をつくる。

 

Deshalb versucht ~. Aber weil Ingeborg ~.

理由を意味する表現の使い分けについては以下の記事を参照。

【ドイツ語】理由を意味する表現の使い分け

Der erst Rebell in der Familie.

次に母 Ulrike の話。

本文

Ulrike wollte schon früh anders leben als ihre Eltern. Für sie war es nicht mehr normal, immer nur das zu tun, was die Eltern sagten. Noch während der Schulzeit zog sie deshalb zu Hause aus. Ihre Eltern konnten das am Anfang nur schwer verstehen. Mit 21 Bekam sie ein Kind, aber den Mann wollte sie nicht heiraten. Trotzdem blieb sie mit dem Kind nicht allein. Ihre Mutter, aber auch ihre Großmutter halfen ihr. Beide konnten Ulrike sehr gut verstehen. Denn auch sie wollten in ihrer Jugend eigentlich anders leben als ihre Eltern, konnten es aber nicht.

ざっくり訳

【家族の中で最初の反逆児】
Ulrike は早い持期から両親と違う生き方をしたがった。彼女にとって、いつも両親が言ったことだけをするようなことはもはや普通ではなかったのだ。ゆえに彼女は学生のときにはもう家を出た。両親ははじめそれをとにかく理解することができなかった。彼女は21歳で子どもを授かった。が、彼女は彼(子の父)と結婚を望まなかった。しかしながら彼女は子どもとふたりきりではなかった。彼女の母だけでなく祖母も彼女を助けた。ふたりは Ulrike のことをとてもよく理解していた。そうして、若い頃には両親とは違う生き方をしたかった彼女であったが、それは叶わなかった。

解説

Ihre Eltern konnten das am Anfang nur schwer verstehen.

「はじめに」という意味の am Anfang。反対に「おわりに」は am Ende。
また、ここで登場する nur は「ただただ,とにかく」などの強調を意味する。

 

~, aber den Mann wollte sie nicht heiraten.

主語を取り違えそうな文章。
heiraten は4格をとって「人4と結婚する」である。
したがってこの文章の主語は sie(Ulrike)であり、彼女が彼と結婚したがらなかった。

Sie bekommt sehr viel Liebe.

最後は2歳の Sandra の話。

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本文

Die kleine Sandra wird von allen geliebt. Die Erwachsenen wollen, dass das kleine Mädchen eine schönere Kindheit hat als sie selbst. Sandra muss nur ins Bett, wenn sie müde ist, und sie soll auch nicht brav in ihrem Stuhl sitzen. Das sahen wir bei unserem Besuch in der Familie. Sie darf spielen, wann und wo sie möchte, denn sie wird schon jetzt frei erzogen. Die Wünsche eines kleinen Kindes zu akzeptieren – das wäre früher unmöglich gewesen.

ざっくり訳

【彼女はたくさんの愛を受けている】
Sandra はすべての人から愛されている。大人たちは、幼い娘に自身よりもすばらしい子ども時代があるように願っている。Sandra は疲れたときだけベッドで行けばよいし(前の時代の人たちはそうでなくてもベッドへ行かなくてはならなかった)、大人しくして椅子に座ってなくてもいい。私たちはこの家族への訪問でその光景を見た。彼女はいつでもどこででも好きなように遊んでいい、というのも今では自由に育てられているからだ。(親たちが)この幼子の言うことを聞くことは、以前(前の時代)は不可能であった。

解説

Die kleine Sandra wird von allen geliebt.

「愛されている」という意味の受動文。

受動文は動作の主体を von で表す。

受動文を平叙文に変換した際、
受動文で動作の主体(von + ~)であった語は平叙文では主語となり、
受動分で主語(動作の受け手)であった語は平叙文では4格目的語を取る。

つまり、平叙文で4格目的語である語だけが受動文で主語になれるのである。

後編まとめ

昔と比べ、恋愛や結婚は自由になってきている。

Ingeborg は親の言うことが絶対的であり、自分で自分のことを考えられない大人になってしまった。(母親の Adele は子どもを自由に育てようとしたのではなかったのか?)

Ulrike は早くから親と離れた生活をしたがった。
シングルマザーとなり結局家族と一緒に過ごすことになったが彼女たちの理解もあり幸せそうである。

Sandra は皆に愛されている。
わがままな子に育ちそうな気もするが、曾々祖母と過ごすような貴重な体験があるのできっといい子に育つのであろう。

前編・後編まとめ

時代を経るごとに変わっていく常識や恋愛・結婚の価値観。

今は5世代がひとつのソファーに集っているが、それぞれが時代に影響された人生を生きてきたことがよくわかった。

自分の家族や街ですれ違う他人にもこのようにストーリーがあると思うと、世界は複雑にできているのだと改めて感じたのであった。

 

以上。

 

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